鳥ノオト」カテゴリーアーカイブ

クワズイモの葉を傘にして

josai2014

昨夜の城西病院(荻窪)のホスピタリティ・コンサート、無事終えることができました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
このコンサート・シリーズは101回を数えます。写真の通り会場は病院の待合室で、左奥の明るいところは受付ですし、待合室の仕切りがあったりもします。
ところがここには病院とは思えぬ、ベッヒシュタインという国内にそうたくさんはないドイツ製のビアノがあり、しかもフルコン(コンサート用のサイズ)。毎月1回のコンサートをつづけて来た病院の意欲に敬服です。
お客さんの多くはご近所の方ですし、入院中の方、車椅子でいらっしゃる方も。私たちにとっても普段とは異なる体験です。

休憩時間に声をかけてくださった、ご両親が沖縄出身というかたが、ブルクミュラーの「素直」(ヤンバルクイナが案内役のイラスト)のなかの「クワズイモの葉を傘にして〜」というセリフに、思わず沖縄の緑豊かな情景を思い浮かべた、と言ってくださいました。
個人的な経験や思い出が、ふっと蘇る。そういうきっかけになっていたのかと思うと、音楽と絵と言葉の組み合わせの力を再認識です。
また、「鳥ノオト」のつづきを作ってみようかと思いました。今度はなにを題材にしよう……

次は、5月6日の根津教会での「音楽紙芝居 2本立テ」、久々にもうひとつの音楽紙芝居「月夜のナイチンゲール」も上演します。

楽譜で語る

上海で見つけたブルクミュラー

上海で見つけたブルクミュラー

ぶるぐ協会へのお土産としてアジアのブルクミュラー25の練習曲の楽譜を探した話のつづきです。
上海の大型書店の音楽コーナーで平積みになっていたのを買って帰ってきたのが最初です。(写真)
その後、台湾の桃園市の楽器店に入ってみたときにもブルクミュラーを1冊見つけました。

この2冊が揃うと、やってみたいことはタイトルの比較です。簡体字と繁体字の違いが元々あるにせよ、用いている漢字でニュアンスを感じ取れるのも、漢字文化圏で育っているから。当然、ぶるく協会のお二人も同じことを考え、というか、もっと突っ込んで探求するため、中国語の堪能な方にお話をきく機会をつくったりして、彼女たちはスゴイ! ちょっとした行き違い(わたしのおっちょこちょい)で参加しそびれてしまったのですが、お土産が次の好奇心を呼び込んでいることに、すごく満足。

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その上海旅行と台湾旅行の間の時期に、音楽紙芝居「月夜のナイチンゲール」を思いつきました。
「むかし、中国でいちばん偉い人は皇帝でした。皇帝のお庭は見渡す限り、ぜんぶ皇帝のお庭でした」と台本の書き出しのところで、なんで上海でもっと庭園を見てこなかったんだろう(蘇州まで足を延ばしたのに)と悔やまれて、いろいろネット上で資料を探しているうちに、台湾へ行くことに決めたのでした。
漢聲巷(台北)や台湾伝統版印特蔵室(台中)、庭園もいくつか、「月夜のナイチンゲール」がなければ行かなかったであろう興味深い場所へ行きました。中國家具博物館(桃園)へ行く途中の楽器店で見つけたのが、台湾版ブルクミュラーでした。(つづく)

なれそめ

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「ブルクミュラー25の不思議 なぜにこんなにも愛されるのか」(音楽之友社)が12月20日に出版されました。ぶるぐ協会の飯田有抄さん(音楽ライター)と前島美保さん(日本音楽史研究)の共著です。
その23番目の不思議「ブルクミュラーが紙芝居になった!」で、「ブルクミュラー鳥ノオト」から「音楽紙芝居」までのことを取り上げてくださいました。これまでのわたしのどんな説明よりもわかり易く、深い理解と愛情をもって書いてくださっています。

そもそも、ぶるぐ協会のお二人に最初に会ったのは、2011年に行った「ブルクミュラー鳥ノオト」展に見に来てくださった時でした。
torinote_annaiそのころはまだムジカノーヴァ(音楽之友社の月刊誌)に連載中で、にもかかわらず展示をしたのは、楽譜と付き合わせてイラストを見てもらいたかったからでした。
飯田さん前島さんと繋がったのは、確かツイッターの相互フォローが最初で、その時はまだ、ぶるぐ協会がどんな活動をしているのか、断片的にしか知りませんでした。

細い細い糸で繋がっていたのが、お互いに糸をたぐり寄せはじめたのは、そんなに古い話ではありません。と言うより、私にとっては、今回出版された本を通して、初めてぶるく協会の仕事の全貌を知ったと言えます。
2011年春の展示のあと、ぶるぐ協会主催のチャリティーコンサートに出かけ、そこで展示されていた古い楽譜を見せていただき、前島さんは楽譜に興味があって色々調べていらっしゃることを知りました。そこで、旅行に出かけると現地の楽器店に入り、ブルクミュラーの楽譜を見つけると、ぶるぐ協会へのお土産にしました。すごく喜んでくださって、でも私の方がお土産探しを楽しんでいたのかもしれないです。
今回、「ブルクミュラー in アジア!」として、本の中でその楽譜たちが取り上げられています。(つづく)

多聞寺にて

ご本尊様とお客さまに見守られ、無事にコンサートを終えることができました。ご住職をはじめお寺のみなさまありがとうございました。

東日本の震災の被災地支援の「ブルクミュラー鳥ノオト チャリティー絵はがき」は用意していた90枚が完売しました。4600円の売上げは多聞寺を通して被災地に届けていただきます。
お買い求めくださったみなさま、ありがとうございました。
(わたしの手元にあったチャリティー絵はがきはこれでなくなりました。あとは谷中ぎんざの古書店信天翁(あほうどり)にあるものが最後の在庫となります。どうぞよろしくお願いいたします)

さて、当日の様子ですが、リハーサルで川津直子さんがピアノを弾いていることろと、ブルクミュラー鳥ノオト音楽鳥図鑑の表紙を映しているところをアップします。
これから写真が増えてきたら、またアップするかもしれません。

その「ごちゃごちゃ」が好き

東京へやって来ました。
12月1日の多聞寺での「いのちと平和コンサート」をするためです。あまり寒くなりませんように。

昨日、ホテルに荷物を置いて、そのまま本郷三丁目へ行きました。
ヨーロッパ雑貨店Mitte(古本や紙モノもあり)は、店外で店主とお会いしたことはあるのだけれど、お店に行くのは初めてでした。☞ http://mitte.lomo.jp

mitte趣のある小さな古いビルの4階で、もちろんエレベーターは無し。
木製の手すりに捕まって4階まで上がると、お店の中は商品の整理中。

「入荷が重なって整理が間に合わなくって」と、おっしゃる店長。
確かに。。。
でも、これがいいんです。お宝探し気分が盛りあがります。

今月10日の荻窪音楽祭の前後に中央線沿線をふらつきながら、引き寄せられるように、ロシア雑貨の「パルク」(阿佐ヶ谷)と「えほんやるすばんばんするかいしゃ」(高円寺)で見つけたロシア民話の絵本。あれ以来、ロシアのお話への興味が再燃していて、那覇に戻ってからは先ず新刊書店を当り、今回の東京では前から気になっていたMitteに行ってみました。
「サモワールの絵はないでしょうか?」なんて言うリクエストに、店のあちこちからロシアものを出していただいて、いくつか買ってきました。

あまり店内が片付き過ぎないうちに、また行きたいと思うのでした。