昨夜の城西病院(荻窪)のホスピタリティ・コンサート、無事終えることができました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
このコンサート・シリーズは101回を数えます。写真の通り会場は病院の待合室で、左奥の明るいところは受付ですし、待合室の仕切りがあったりもします。
ところがここには病院とは思えぬ、ベッヒシュタインという国内にそうたくさんはないドイツ製のビアノがあり、しかもフルコン(コンサート用のサイズ)。毎月1回のコンサートをつづけて来た病院の意欲に敬服です。
お客さんの多くはご近所の方ですし、入院中の方、車椅子でいらっしゃる方も。私たちにとっても普段とは異なる体験です。
休憩時間に声をかけてくださった、ご両親が沖縄出身というかたが、ブルクミュラーの「素直」(ヤンバルクイナが案内役のイラスト)のなかの「クワズイモの葉を傘にして〜」というセリフに、思わず沖縄の緑豊かな情景を思い浮かべた、と言ってくださいました。
個人的な経験や思い出が、ふっと蘇る。そういうきっかけになっていたのかと思うと、音楽と絵と言葉の組み合わせの力を再認識です。
また、「鳥ノオト」のつづきを作ってみようかと思いました。今度はなにを題材にしよう……
次は、5月6日の根津教会での「音楽紙芝居 2本立テ」、久々にもうひとつの音楽紙芝居「月夜のナイチンゲール」も上演します。☞ ★
クワズイモの葉を傘にして