旅のこと」カテゴリーアーカイブ

言事堂の黄色い椅子

img_822510月の「まぼろし県産本 原画展」のときに言事堂の紹介写真が撮影され、それがこちらの本「みんなの沖縄」(主婦の友社)に掲載されました。
黄色の椅子の存在感に惹き付けられたレンズがわたしのリトグラフ作品「名護蘭」も捉えてくれて、ちゃっかり載ってます。
この本、普通のガイドブックとちょっと違って、沖縄に住んでいる人が、自分の好きな場所を紹介しています。ですので、お店だけでなく、好きな景色とか、名所旧跡とか、いろんなものが含まれています。
全105件収録の中で、北部24件、中部51件、南部30件という配分にもその特徴がよく表れていると思います。ちなみに那覇は南部に含まれます。
沖縄に引っ越して来て、そろそろ丸4年になりますが、知らない店がいっぱい載ってます。沖縄リピーターにぜひオススメです。

蓮づくしの旅

7月末から一週間、民画の師匠、池貴巳子先生との韓国旅行へ行ってきました。前回は昨年の10月に済州島へ「神巫図」を見に行く旅で、だれが描いたのかもわからない迫力に満ちた古い絵に接して震え、多くの時間を済州島の海の幸やサムギョプサルを食べることに裂くという楽しい旅でした。
今回は全羅北道へ「一面の白蓮」を見に行くという旅で、コチュジャンの里として知られる淳昌(スンチャン)に泊まってコチュジャンづくりを体験したり、辺山半島の古刹・来鮮寺でテンプルステイしたり、扶安の築150年の家を改装した食堂へ行ったり、と今回も食とは切っても切れない旅でした。
務安の回山の蓮池の見渡す限りの蓮は、さわさわと風が蓮の葉を揺す振る音と真っ直ぐ延びた茎から咲く白蓮、蕾も、綻んだ花も、満開の花も、花弁が落ちたあとも、どの様子も清らかな美しさに、「改心せねば」と思うことしきり。暑い夏にこの花を咲かせてくれるのは、神さまのサービスじゃないかと、そんな気がしました。
ソウルに戻った後半の日程も、曹渓寺の境内にたくさんの蓮の甕があって、こちらは白、ピンク、赤、なかには緑がかった花もあり、朝に夕に覗いてみては蓮を堪能しました。
池先生の民画教室で蓮の花をずいぶん描きました。花弁の先を赤い絵の具でほのかにぼかしを入れるのに、一週間分の集中力を使ったことが思い出されます。旅の最後に仁寺洞で筆を買って来たので、また民画を再開せねば。お財布に残った最後の5万ウォン札を崩して買った筆だもの、しっかり使わないと申師任堂に怒られるわ。

IMG_5218今年3月に出版されたばかりの「小松の民話・長者のよめと はすのはな」(尾木沢響子文・池貴巳子画 小松市教育委員会発行)
池先生のお描きになる女の子は、顔が丸くて首がほっそりしていて、先生に似ている。

アタカーバルの森で

二十四節気の清明を沖縄ではお盆の次(くらい)に大切にします。ウチナーグチでは「シーミー」と発音し、今年は4月5日です。

ドーンと、「清明祭」と題したライブの案内をいただいたのは3月のはじめのことでした。

『清明祭(しーみー)Live』
おおたか静流(Vo)
向島ゆり子(Vn)
翁長巳酉(Perc)

4月4日(土)アタカーバル am 10:30 集合
4月6日(月)佐喜眞美術館 pm 19:00 open
【チケット料金】両日各2500円
【お問合せ・予約】翁長 deepbrasil2010(a)yahoo.co.jp

アタカーバルが那覇のどこにあるのか…… 検索してもぜんぜん出てこなくて、大弱り。そこは翁長巳酉さんのご先祖さまたちがねむるお墓のある場所で、その表記も昔のまま、空襲をうけず、戦前の墓地の森の様子を残す数少ない場所だそうです。
つまり、本当の「しーみー」をやるのです。この時期、沖縄の街はスーパーからお弁当屋さんまで「お供えもの」の受注で盛り上がるのに、ウチナーにご先祖さまのいない私たちには参加できない行事でした。おお、ついに参加することができるその日がやってきた!しかも、ライブ。お墓でいいのだろか…… と思って翁長さんに訊いたら、「ご先祖さまとのコミュニケーションの場だから、子孫がどんな人とお付き合いしているのか紹介するの」。ふむふむ。というわけで、翁長家のご先祖さまにご挨拶に行くことになりました。

ƒ‰ƒ

目と鼻と手

IMG_3225s済州島へ行ってきました。
民画の池貴巳子先生のツアーで、済州大学博物館の「巫神図」を見てきました。素晴らしいものでした。目の鋭さ、鼻の大きさ、そして手は飛び切り大きく、強調したいものを、心のままに、サイズ無視で描く素朴さと、それでも絵として成立する画力。圧倒されました。

済州ウィークリーのこのページに簡潔に書かれています。巫神図の画像も。

旅行中トルハルバン(写真)の手にもつい目がいきました。分厚い。

イ・ジュンソプの絵も、苦しくなるくらい素敵だった。画材を買えず、GIたちが吸った煙草の銀紙の裏に描いた絵は、サイズを越えてデッカイ世界を見せてくれる。(酒井充子監督によるドキュメンタリー映画が12月に封切りになるらしい。桜坂劇場で上映してくれないかな。)

他にもいっぱい書きたいことはあるのですが、このくらいにしておきます。
最後に、ご飯おいしかったです。

明日は那覇で一箱古本市。どうか良い天気(=曇り空で風ナシ)にしてください!

海のマジック

2泊3日で宮古島へ、4つのビーチを廻り、新城海岸ではシュノーケリングに初挑戦しました。シーカヤックでリーフの淵まで漕いで行き、覗いた海の深さに「しまった!」と固って、次の瞬間もう海に馴染んでしまっている。。。

話には聞いていたけど、こりゃハマるわけだ。

アオウミガメに会いました。
琉球菊花珊瑚はラフレシアの花弁のよう。
枝珊瑚の先っちょは黄緑や紫の豆電球チカチカ。
手を伸ばせば届きそうに見える、海のマジック。

雨雲に追いかけられているのか、自分たちが追いかけているのか、行く先々で降られて苦笑い。島の天気はクルクル変わる。ああ、また行きたい!