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アタカーバルの森で

二十四節気の清明を沖縄ではお盆の次(くらい)に大切にします。ウチナーグチでは「シーミー」と発音し、今年は4月5日です。

ドーンと、「清明祭」と題したライブの案内をいただいたのは3月のはじめのことでした。

『清明祭(しーみー)Live』
おおたか静流(Vo)
向島ゆり子(Vn)
翁長巳酉(Perc)

4月4日(土)アタカーバル am 10:30 集合
4月6日(月)佐喜眞美術館 pm 19:00 open
【チケット料金】両日各2500円
【お問合せ・予約】翁長 deepbrasil2010(a)yahoo.co.jp

アタカーバルが那覇のどこにあるのか…… 検索してもぜんぜん出てこなくて、大弱り。そこは翁長巳酉さんのご先祖さまたちがねむるお墓のある場所で、その表記も昔のまま、空襲をうけず、戦前の墓地の森の様子を残す数少ない場所だそうです。
つまり、本当の「しーみー」をやるのです。この時期、沖縄の街はスーパーからお弁当屋さんまで「お供えもの」の受注で盛り上がるのに、ウチナーにご先祖さまのいない私たちには参加できない行事でした。おお、ついに参加することができるその日がやってきた!しかも、ライブ。お墓でいいのだろか…… と思って翁長さんに訊いたら、「ご先祖さまとのコミュニケーションの場だから、子孫がどんな人とお付き合いしているのか紹介するの」。ふむふむ。というわけで、翁長家のご先祖さまにご挨拶に行くことになりました。

ƒ‰ƒ

目と鼻と手

IMG_3225s済州島へ行ってきました。
民画の池貴巳子先生のツアーで、済州大学博物館の「巫神図」を見てきました。素晴らしいものでした。目の鋭さ、鼻の大きさ、そして手は飛び切り大きく、強調したいものを、心のままに、サイズ無視で描く素朴さと、それでも絵として成立する画力。圧倒されました。

済州ウィークリーのこのページに簡潔に書かれています。巫神図の画像も。

旅行中トルハルバン(写真)の手にもつい目がいきました。分厚い。

イ・ジュンソプの絵も、苦しくなるくらい素敵だった。画材を買えず、GIたちが吸った煙草の銀紙の裏に描いた絵は、サイズを越えてデッカイ世界を見せてくれる。(酒井充子監督によるドキュメンタリー映画が12月に封切りになるらしい。桜坂劇場で上映してくれないかな。)

他にもいっぱい書きたいことはあるのですが、このくらいにしておきます。
最後に、ご飯おいしかったです。

明日は那覇で一箱古本市。どうか良い天気(=曇り空で風ナシ)にしてください!

海のマジック

2泊3日で宮古島へ、4つのビーチを廻り、新城海岸ではシュノーケリングに初挑戦しました。シーカヤックでリーフの淵まで漕いで行き、覗いた海の深さに「しまった!」と固って、次の瞬間もう海に馴染んでしまっている。。。

話には聞いていたけど、こりゃハマるわけだ。

アオウミガメに会いました。
琉球菊花珊瑚はラフレシアの花弁のよう。
枝珊瑚の先っちょは黄緑や紫の豆電球チカチカ。
手を伸ばせば届きそうに見える、海のマジック。

雨雲に追いかけられているのか、自分たちが追いかけているのか、行く先々で降られて苦笑い。島の天気はクルクル変わる。ああ、また行きたい!

 

幸せな耳朶

沖縄のお盆は旧盆、今年は8月8日から10日までの3日間。波照間島のお盆行事「ムシャーマ」に行ってきました。ご先祖さまをもてなし、一緒に思いっ切り楽しむ、という感じかな。普通の人々が、舞踊や棒術などで次々登場し、玄人はだしのアトラクションで盛り上がります。

島内の村落が3つの組(東、前、西)に分かれて、みるく様(弥勒菩薩)に先導されて舞踊や棒術などの人々が入ってきます。行列の最後にお獅子。

いつもツレアイのフィールドワークについて行くだけなので、私には詳しいことはわかりませんが、みるく様のお顔を見て幸せな気持ちにならない人がいるでしょうか。
長い長い夏の折り返し地点。南の島のお盆行事は盛上がります。

人の集うところお茶あり

お茶といえば、ジャスミン茶。それも、だるだるに甘いお茶がインドネシアのスタンダード。ブンドポ(儀礼のための建物で、壁がない)でのガムランの練習を見に行くたびに、このお茶が出てきて、身も心もこの甘さにどっぷり浸かるのでした。それは、ここの時間の流れにどっぷり身を任せるのと同じ意味を持ちます。
日本に帰ると、ここで飲むほど甘ジャスミン茶が美味しくは感じられなくなるのと一緒で、時間の流れも元に戻って、夢から醒めます。