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4/28 発売記念イベント決定!

満席になりました。お申し込みくださったかた、当時お会いしましょう。

3月9日に「ゼツメツキグシュノオト」楽譜とCDが発売され、4月中旬に絵本も発売されます。楽譜・CD・絵本がそろって、4月28日に発売記念イベントを行うことになりました。 要予約です。ちいさな会場ですので、どうぞお早めに!よろしくお願いいたします。

やっかいなペンネーム

「音の台所」というのは、ペンネームとして考えたものではありません。自分のホームページを作ったとき、タイトルとして名づけたのが最初で、ほら、この通り今も続いています。

そのうち、ちょっとした文章を書いたり、イラストを描いたり、コンサートのプログラムのレイアウトをしたり、企画のお手伝いをして「協力名義」に名前を出す必要があるとき、「音の台所」を名乗っていました。社名のような、ユニット活動名のようなところが便利だと思っていました。

6年前に音楽紙芝居を作りはじめ、その1年後に沖縄へ引っ越してからは、取材を受ける機会も増えて、ペンネームの説明や肩書きを求められると、長くなってしまい、字数の限られた紙面をやりくりする記者の方たちに迷惑をおかけしていると、申し訳なく思っています。

肩書きについては、「イラストレーター」と紹介されることも多いのですが、その度に居心地のわるい気持ちで、「そんなにイラストをバリバリ描いてるわけじゃないしなぁ……」と心のなかで、ため息をついてます。
居心地が良いといえば、音楽紙芝居をやっている自分がいちばん自然でいられると感じています。絵も構成も文も、そして語りも、それらがいつの間にかまとまって表現できる音楽紙芝居が、やりたいことを正直に表現できます。

沖縄に来てみたら、うちなーぐちで紙芝居をやっている紙芝居屋のさどやんが居て、「かみしばいいんちゅ」という素敵な言葉を教えてくれました。
沖縄の人を「うちなーんちゅ」、漁師(海人)を「うみんちゅ」と言うように紙芝居をする人が「かみしばいいんちゅ」。初めて同業者に出会えたような気がして嬉しい気持ちになりました。さどやんも絵を描き、台本も書き、自分で演じます。

やがて、那覇で版画を習う機会にめぐまれました。工房展などに参加するときは本名で作品を展示しています。
そろそろ「音の台所」というペンネームを脱ぎ捨てたいな、と思っていたころ、セロリさんとの連載が始まりました。
春畑セロリと音の台所、この組み合わせ、もうこのまま行った方が良いという天の声のようでした。コラボレーションの相手がセロリさんでなかったら、音の台所は脱いでいたかもしれません。

そういうわけで、説明が面倒なペンエームともう少し付き合うことになると思います。

発売日の朝

家の呼び鈴が「ピンポーン」と鳴って、楽譜の見本版が届きました。ゲラでは何度も見ていたものの、実際に背がとじられて、楽譜の形で見るのは初めてです。本当に楽譜になったんだ。ホッとしました。同時にしみじみとうれしくなりました。

「ゼツメツギクシュノオト」の特設ホームページも音楽之友社のサイト内にできました。友社のケイちゃんがガンバってくれました。
ケイちゃんは(たぶん)ホッキョクグマとラッコがお気に入りなんだろな、と思います。ホームページも見てみてください。

今後、情報はどんどん追加される予定です。

気がつけば録音ブース

2月22日から3日間、東京へ行ってきました。「ゼツメツキグシュノオト」の発売(楽譜とCDが3月9日発売)を目前に、打合せをしたり、取材を受けたして来ました。キックオフ・ミーティング(という名の宴会)には15人が参加。4人で始まった企画がいつのまにか20名にまで増えていました。まだ、お会いしたことのないメンバーもいらっしゃるのです。これからも増えるかもしれません。

最初の4人(セロリさん、カメさま、ケイちゃんと私)が最初に顔を合わせた2014年5月からウェブ連載のスタートまで約1年半、連載の終了までさらに1年半、それから数ヶ月もすれば、楽譜が自動的に出版されるものと思っていたら、ある日、那覇の自宅にカメさまが電話をかけてきて、CD化と絵本化の話が進んでいると聞かされた。。。
そこから先は、キツネにつままれたまま、11月10日の朝には、飯倉のフリーキックスタジオの録音ブースにいました。朗読部分の録音です。もちろん録音自体初めてで、緊張した挙句、道に迷って遅刻しました。
(写真はフェイスブックッ用にケイちゃんが撮ったもの。東京に着いたら予想以上に寒くてカーディガンを重ね着してます。)

いつのまにか船に乗っていた

2014年の5月に春畑セロリさんに出会いました。那覇に住みはじめてちょうど1年経った頃でした。不忍ブックストリートウィークに参加した「音楽紙芝居」を根津教会まで見に来てくださって、何十年も前から知っている人のような、いきなりハグでもしそうな出会いでした。
セロリさんは作曲家です。「いつか一緒に何かしましょうね」漠然と交わしたその時の約束が、「ゼツメツキグシュ ノオト」という絵と文と音楽のコラボレーション企画で実現しました。音楽之友社のウェブサイト上での連載です。2016年1月から2017年6月までの18か月、毎月私が絵と文をかき、セロリさんがピアノ曲を作曲する、顔を合わせるのは数えるほど、そんな中で18回の連載が続きました。

連載終了後は楽譜が出版される予定で、そこに絵と文がちょこっと載る程度のこと、と、思っていたら、出版が先延ばしになり、その間、音友編集部のカメさまとケイちゃんとセロリさんの3人はあちこち働きかけて、プロジェクト化していました。いつのまにかメーリングリストができていました。

そして、楽譜・CD・絵本化へ。
すでにわたしは船に乗っている、それもだんだん大所帯になっている。それを本当に実感したのは、つい先週のことでした。(つづく)