ガムラン調律

沖縄県立芸術大学にはジャワ・ガムランのセットがあって(バリ・ガムランのセットもあります)、今回その調律とレクチャー&ワークショップのために、田村史子先生とサプトノさん、そして調律のワギミンさんが来沖されました。
調律(青銅製の楽器を削るなど)はまだ本日も進行中ですが、レクチャー&ワークショップは昨日終了しました。これまで日本でもジャワ島のスラカルタ(通称ソロ)でもガムランを聴いているのですが、ワークショップで体感することや調律の作業を見ることで、これまでとは違った発見もありました。

いちばん大きなゴングの音はパルスが3メートル周期であるということ、金属の鍵盤には響きを相殺するスポットがあるということ。きっとこれは算数や理科の世界だと思うのですけど、数字を言われても実感できないことが、音を実際に聴くだけで、その瞬間にわかってしまうのです。

再来月の11月1日(日)には国立劇場おきなわで《アジア・太平洋地域の芸能 「ジャワの宮廷ガムランと舞踊」》があります。琉球とジャワの古都との共通点も感じている今日このごろ、沖縄でスリンピ(ジャワ舞踊の華とも言われる女性の舞踊)が見られるのは幸せです。

ガムラン調律
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