額縁に映り込む窓枠。サッシではありません。微妙に平行四辺形。
言事堂は外装も内装も白、窓枠も白ペンキで塗られていて、室内の光は柔らかく、鮮やかなインキが程よい色合いになって眼に入ってきます。不思議な効果、ありがたい効果です。
吊られた植木鉢の中の植物はナゴランです。「中山花木圖」に描かれた名護蘭が愛らしく、思わず描いてみたものです。「中山花木圖」は「琉球王朝の華−美・技・芸−」(財 海洋博覧会記念公園管理財団刊)で初めて知りました。その後、宝玲文庫の資料をまとめた「望郷沖縄」全5巻の中に名護蘭の植木鉢がたくさん並べられた昔の写真を見つけました。愛好されていた様子がわかるとともに、自然界ではほぼ絶滅と見なされていることに胸が痛みます。
上記の本、両方とも展示しています。併せてご覧いただけたらと思います。
まぼ県 DAY3 窓枠は平行四辺形