言事堂は「ことことどう」と読みます。真面目な字面と御茶目な音とのギャップが面白いのですが、先日も市場で、西表島から来たお客さんに道を尋ねられ、「言事堂」の読み方を迷っているのを見て、なんだか申し訳ない気持ちになりました。道を迷ったうえに、読み方を迷って、そのうえ汗だく。
そういえば、なんで「言事堂」という屋号にしたのか、まだ聞いたことがありません。私が沖縄へ来る前からの付き合いなので、5年くらい経つのかな。
明日行ったら聞いてみることにしよう。
さて、上の画像は今回の展示のために滑込みで刷り上がったリトグラフの一部です。タイトルは「すーじぐゎー」で、漢字にすると「筋小」、ウチナーグチで小さな路地のことを言います。実際にはどんな雰囲気の路地を「すーじぐゎー」というのか、ニュアンスや定義があるのかもしれません。
このリトに描かれた家が言事堂で、木造2階建て。1階が古書店で2階が(時々)ギャラリーです。言事堂の回りには小さな少し曲がった小道がいっぱいあります。そしてこの猫の名はチャーちゃん。言事堂のご近所猫(野良です)。「すーじぐゎー」には小道と猫を描いて刷りました。
まぼ県 DAY2 ことことどうってどうよ?