リハーサル

城西病院でのリハーサルは、いつも病院の受付業務が終ったあとです。ロビーの椅子を片付け、ピアノを動かし、プロジェクターを設置します。まだスクリーンが届いていないので、壁に投影してのリハーサルとなります。

いつもはスクリーンを背負う立ち位置なので、わたしからはリハも本番も投影画像を見ることはできないのですが、城西病院のリハでは見ることができます。今更ですが、当然、気になるところが一杯でてきます。パソコンのモニターで見ている時とのサイズ感の違いや、ピアノと合わせたときの時間の経過やタイミングなど、自分ひとりで籠って紙芝居を作っていたのとは違う作用が見えてくるのです。（もちろん思いがけず良く作用していることもあります）
ピアノと合わせて、お客さまが入って、反応がかえってきて、そこで初めて音楽紙芝居が完成するのだと思います。が、本番中はそれを感じる余裕なんてないので、こうしてリハーサルでちょっとしたギャップにちいさなショックを受けながら、音楽紙芝居が本当の意味で『作られていく』過程を味わうのでした。
というわけで、本日、午後7時より、城西病院で開演です。