そんなことやってる場合じゃない!って時ほど、アレやコレや、新しいことに手を出したくなる。そういうものですね。
9月のはじめには、「きじむんとふくちゃん」(ボーダーインクの新刊絵本)の作者(版画家)の長嶺斉(ながみねひとし)さんのアトリエで行われる銅版画のワークショップに行ってみました。ハマれば深く長い道。
6センチ×6センチのちいさな四角に集中する数時間と、プレスして紙を剥がしてみる瞬間と、時計では計れない面白さが詰まっていました。
本当はもっと線が太く刷り上がるはずでしたが、インクをこそげ落とし過ぎたらしい。
でもお陰で羽毛のポワポワ感が出たので良いことにしました。
少なくとも初心者にとっては一か八か、プレス機にかけて紙を剥がしてみるまでわからないというところが魅力かと。
「きじむんとふくちゃん」は沖縄の自然とそれを世代を繋いで守ることを、きじむん(キジムナー)とふくちゃん(フクギの妖精)の友情というかたちで丁寧に描いている、とても素敵な絵本です。本土の人たちにもぜひ読んで欲しいです。☞ 『きじむんとふくちゃん』(ボーダーインク)
昨日から東京へ来ています。音楽紙芝居「金の魚」のためです。昨日はさっそく次の連載の打ち合わせをするなど、「ブルクミュラー・フェスティバル」から繋がる一連の流れで少しずつ世界が広がっているような気がします。
はじめての銅版画